感情を無理にコントロールしようとして、余計に感情の波に飲み込まれてしまっている人がいます。
例えば、イライラした気持ちを無理やり押さえ込む。
その時はそれでおさまるかも知れませんね。
でも、その後ちょっとしたことで急にイライラが湧き上がってしまう。
不安な気持ちを押し殺す。
その時はそれでやり過ごせるかも知れません。
でも、その後からお腹が痛くなってきたり、胃がキリキリ痛んできたり。
イライラや不安、悲しみといった感情を無理に押さえ込んだり、押し殺してみたり。あなたが自然にそう感じた感情を理性で無理やりコントロールすることは、
嫌がる子供(=湧き上がった感情)を部屋に閉じ込めるようなものです。
ですから当然、心は静まるどころか、余計に暴れだしてしまいます。
カウンセリングの最中は、できるかぎり感情を抑えないようにしてくださいね。
悲しくなったら、泣いて構いません。
腹が立ってきたら、怒っているんだって表現してください。
わたし(カウンセラー)に対しても同じようにしてくださって構いません。
カウンセラーに不信感をもったとき、怒りを感じたとき、遠慮せずに率直に伝えてほしいと思います。
真っ当なカウンセラーであれば、そのことで突き放したり、怒ったりすることは決してありません。
しっかりあなたの言葉を受け止めて、そこから改善策を一緒に探っていけるように導いていくはずです。